旅するたまご荘へ!

旅するたまご荘へ!

2020年5月、「千石たまご荘」は住み慣れた今の建物を離れ、「旅するたまご荘」に生まれ変わります!

2017年5月のオープンから丸3年、「1人じゃできないことは、みんなでやろう」「ご近所さんとつながろう」を合言葉に、暮らしの小さな悩みをどうにかこうにか解決するような活動をしてきました。

千石たまご荘ができる前、つまり建物を持たずに地域活動をしていた頃、いつも仲間たちと「常設の居場所があったら便利だろうね」と語り合っていた夢はいったん叶い、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く、たくさんの人といろんな活動をしてきました。

炊きたてごはんとふりかけだけの、ランチタイム、

子ども服やおもちゃなど、大切な思い出とともに物を循環させるバザー、

都会っ子が大自然で遊ぶチャンスを作る、乗鞍みんなの別荘プロジェクト、

本好きな文京区民ならではの、一箱古本市やまちライブラリー、

自分の食べたものを土に還し、そこからまた食べ物を育てるコンポスト作り、

ママが1人時間を確保してリフレッッシュする、ちびっこの預かりタイム、

学校へ行きたくない子どもたちへのまちぐるみのサポート、

他にも、たくさん、たくさん、たくさん。

チャレンジングであった月10万円の家賃や光熱費を集めることも、皆さんのおかげで、頑張れば集まるんだということがわかった3年間でもありました。毎月にらめっこしていた収支表は、だんだん赤字額が少なくなっていって、昨年のクリスマス頃に初めて黒字になりました。「お金がないから何もできない」と思っていのが、3年間で大きく変化しました。このまま続けていけば、全体としても黒字になって、継続的に居場所の運営ができるかもしれない、と小さな希望も出てきました。

そうなると、また少し、欲が出てきました。

一番最初にやりたいと思っていた、「みんなの炊事場=シェアキッチン」を、やっぱり作りたい。そして、10年後には、本物の住めるシェアハウスを作りたい。介護が必要なお年寄りも、赤ちゃん連れの子育てファミリーもお互い様で暮らせるシェアハウスを。

そう考えて、このたび、もっと自由に、もっとゆったり、もっと広く活動するために、建物を手放し、まちへ飛び出すことにしました。体力をつけて、お金も貯めて、また、新しいシェアハウス作りに取り組みたいと思います。

まずは、千石のまちともっと仲良くなって、みんなが持っている「夢のたまご」をもっともっと集めていきたいと思います。具体的には、定期的なランチ会、季節のイベントなどを企画しながら、NPO法人の取得を目指します。おたがいさまの暮らしを促進する地域通貨もスタートします。

どうかこれからも、知恵と物と技の交換をしながら、真に豊かな暮らしをいっしょにつくっていきましょう。

これからも千石たまご荘をよろしくお願いします!

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